平昌オリンピック公式サイトが開会式の最中にサイバー攻撃でダウン
2018.02.13
こんにちは。愛知県を中心に中小企業のセキュリティ対策のご提案やサポートを行っている株式会社エスティーアオキの青木です。
2月9日に行われた韓国・平昌冬季オリンピック開会式の最中に、平昌オリンピックの公式サイトがサイバー攻撃を受け、一時的にダウンしていたことが分かりました。
英紙Guardianによりますと、開会式が始まる直前に平昌オリンピックの公式サイトがダウンして、情報の閲覧やチケットの印刷ができなくなり、復旧したのは12時間後の10日午前8時だったそうです。
その際に平昌オリンピックスタジアムのWi-Fiも使えなくなったほか、プレスセンターのテレビやインターネットも障害に見舞われたようです。
攻撃に使われたマルウェアは、Windows用の管理ツールを利用してシステム内で増殖し、ファイルの消去やサービスの無効化、システム構成の改ざんなどを実行した後に、攻撃の痕跡を隠し復旧を難しくする仕組みも実装されていました。
このマルウェアの作者は大会インフラのユーザー名やドメイン名、サーバ名、それに恐らくはパスワードといった技術的詳細を、事前にオリンピックのインフラへ不正侵入し情報を取得していた可能性が高いと推測されています。
おそらくオリンピックのインフラや情報機関では相当のセキュリティ対策を行っているとは思いますがこういった攻撃の標的とされています。そう考えますと少しのセキュリティ対策しかしていない企業の場合には攻撃者からするとどれだけ容易に入り込むことが可能なのかは想像付くかと思います。
ある日突然に会社のシステムが停止・・・突然ファイルなどが何も開けない・・・
考えるだけでゾッとしませんか?そういった事態を防ぐ為にも出来る限りの対策を打ちましょう。
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