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次世代アンチウイルスソフトの投入でマルウェア感染は減るのか

2018.01.19

こんにちは。愛知県を中心に中小企業のセキュリティ対策のご提案やサポートを行っている株式会社エスティーアオキの青木です。

昨今世間を騒がせました日本年金機構やJTBから百万件単位の情報を盗み出した標的型攻撃や、ホンダや日本マクドナルドのシステムを一時まひさせたランサム(身代金)ウエア攻撃などに関しまして、全ての被害の発端は組織に侵入したたった1個のマルウエア(悪意のあるソフトウエア)です。
情報システムを狙うサイバー攻撃の主流を占めるマルウエア攻撃を封じる事が出来れば、企業の情報セキュリティ被害も減りますし人材不足といわれる企業のセキュリティ人材に時間のゆとりも生まれるでしょう。
では現状なぜマルウェア対策をしているつもりでウィルス対策ソフトをインストールしていても被害にあってしまうのでしょうか。
現在主流のウィルス対策ソフトというものは、提供会社が世界中から集めたマルウエアの「指紋」のような特徴を、侵入してきたファイルのそれと1つひとつ突き合わせるパターンマッチング方式となっています。提供会社はマルウエア収集網を広げ続けてはいますが、新たなマルウエアは常に世界中で毎秒数個発生しており、同じマルウエアが2度使われるケースが4%しかないという現状の為に対策が追いつきません。

これにれに対し最近出てきています次世代アンチウイルスソフトは、パターンマッチングに頼らない新機能を複合的に備えているものもあります。マルウエアにありがちなPC内での動きに注目して検知する「振る舞い検知」や大量に収集したマルウエアを機械学習や深層学習で解析し、ソースコードや動作ログなどから検知する手法などです。
従来のパターンマッチング方式に頼りがちなウィルスソフトに比べるとグンと検知率は上がると思います。ただこれも絶対的に守れるわけではありません。
やはりセキュリティ対策の鉄則は「多層防御」であり、特に中小企業に関しましては、まずネットワークの出入り口をUTM(統合脅威管理)で防ぎ、PCはアンチウィルスをインストールし、データのバックアップをオフラインで取る!ということが鉄則だと思います。

株式会社エスティーアオキは、愛知県の豊明市・名古屋市・日進市・刈谷市・大府市などを中心にネットワークセキュリティ対策のサポートを行っております。
愛知県でのネットワークセキュリティ対策/ウィルス対策/バックアップ対策/UTM導入のご相談は株式会社エスティーアオキにお任せください。
私どもがご提供できるサービスについての詳細は下記をご覧ください。
そしてお気軽にお問い合わせください。
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